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2015年7月

2015年7月29日 (水)

マダムとマダムとおばはんと(または、人の言うことは聞こうよ北欧紀行)

生まれて初めての夏の北欧!ヘルシンキとストックホルム。
いつも航空運賃やホテル代の安い秋から冬にしか行ったことのなかったおばはん、7月のハイシーズンなんて初めて!

 白夜とまではいかなくても遅くまで明るいんやろなぁ、荷物も半そでのTシャツ5枚でいいよね、とウキウキしています。

 同行はマダムお二人。そのお一方マダム・Hのお友達が6月後半に同じヘルシンキに行かれて、「すごく寒いよ!ダウン着てる人もいはったよ!」というナマの声も、現地ガイドさんからの「今年はフィンランド人も驚くお天気の悪さと寒さです。ぜひ長袖の上着をお持ち下さい。」というメールも「いやぁ~、なんちゅうても7月やん。南半球じゃあるまいし。」と7月8月は38℃なんてざら、という酷暑の京都産まれ京都育ちのおばはん。
話し半分に聞いて、それでも麻の軽いジャケット一枚入れて旅立ちました。

 飛行機はビジネスなんて手も足も出ないけど一番安いエコノミー代金に数千円プラスするだけでいい、「エコノミーコンフォート」というのにしました。
これがよかった!壁の前を取ったこともあって、足元広々。おまけに真ん中4人並びの通路側を予約したんやけど、なんとお隣が空席!
 これでこの真ん中の肘掛はどっちのモンやろ・・・・・という葛藤から解放されました。

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フィンエアーは何から何までマリメッコ。可愛いアメニティグッズももちろんマリメッコ。

 「ヘルシンキの入管はね、空いてるからささっと通れるよ。乗り継ぎのとこは混むけどねぇ。」などとさも旅慣れてるかのように余裕で向かうと・・・・・・・・

 な、な、なに?これ!?長蛇の列ですがな!それもなかなか進まない・・・・・

 そう、おばはん、前2回は季節外れの晩秋に来ていたのでした・・・・・・「ベストシーズン」ってこいういうことなのね・・・・

1時間くらいかかったのと違うかなぁ。やっとこさ出ると、(いざ順番が来るとまだまだ日本の菊の御紋のパスポートはご威光があるらしく簡単に通してくれました。甘いで、君たち。ワタクシ達が某情報部の上級職員じゃない、とどうしてわかる?)

 バゲージクレームに行くと、アタシ達の便名がどこにもない!
ちょっとしかないどのベルトコンベアー(って言うの?)を見に行ってもまったく無し!
 しかたないのでカウンターにいるお姉さんに聞きに行っても隣の人に聞いて、って言うし、その隣にはすでに列が出来てるし。
 だいたい、自分の仕事しかしないのね。ちょと混んでたら助けよう、とかいう気持ちはないのね。

 とにかくやっとわかったのは時間が経ちすぎて便名が消えちゃった、ってこと。

で、わたくしの言いたいことはですね、そりゃ表示画面が1つか2つなら消えてもしかたないでしょう。次々と飛行機が入ってくるからね。そやけどあぁた、表示しておくとこ5つや6つはあるやん!!

なんでAY078って出しておかへんのよ!可哀そうにほとんど何も流れてない、ベルトの上をアタシ達のスーツケースが悲しげにゴトン、ゴトンと流されていたのでありました。

 ホテルに着いてチェックイン。「お部屋に浴槽は付いていますか?」と念のため聞くと、ない、とのこと。

 約束が違う!お湯に肩まで浸かりたい典型的日本人の身としてはそれを見越してお高いほうの部屋を予約したはず。
で、「それはおかしい。以前も同じ部屋でちゃんとバスタブは付いていた。今回は3回目である、(ここんとこ強調。リピーターは大事に!)部屋を替えて欲しい。」と交渉。      と書くとちゃんと喋ってるみたいやけど、ま、実際のとこは「ワタシ、3カイメ。マエ、バスタブアッタ。ヘヤオナジ。カエテ、プリーズ」のような英語ですな。

  それでも通じるとこがすごい。「このホテルにはバスタブ付きの部屋はたくさんは無くて・・・・」なんて渋ってたのに結局3部屋とも浴槽のある部屋に替えてくれたよ。

 あるやん!黙ってたらアカンとこに来てるんや、と再認識。

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やっと手に入れた浴槽には水栓にかわいいあひるちゃんが。お湯を張るとぷかぷか浮かびます。

 荷物を整理してから街へ。夕方ですがまだまだ真昼みたい。
それにしても観光客の多いこと。
違う街に来たみたい。

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天気予報では雨模様だったのに、晴れてます!
ウスペンスキ大寺院。フィンランド正教だそうです。ロシア正教とギリシャ正教は知ってたけど、フィンランド正教なんて知らんかった。

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こちらはヘルシンキ大聖堂。プロテスタントのルーテル福音派だそう。キリスト教っていってもいろいろあるんやなぁ。でもこの屋根の丸い形もなんかロシアっぽい。

この日はあと晩ごはんを食べて明日に備えて早めに休みます。
なんと言っても明日は7時35分にガイドさんがお迎えに来てくれはるんやから。「マイ・スオミ」というフィンランドの旅行社に森の散策とマリメッコのアウトレットに連れて行ってもらうよう、頼んであります。

で、一日目の気温は約16℃から18℃ってとこかな?
寒い~。

 はい。2日目。

公共のバスで40分ほど市街へ走るともう、森と湖だらけ!この国、まったいらな感じやわ。
 周囲に山がないとなんか守られてへんみたいで落ち着かない、盆地育ちのおばはんです。

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ここは「ルーッキ自然保護区」というところ。バス停は「Halkolampi」この「lampi」ランピと言うのが「湖」という意味だそうです。フィンランド語は結構そのまま読めばいいそうで、「はるこちゃんの湖」ね。(絶対違うと思うけど)

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ところどころにもうブルーベリーが実を付けています。こちらのは「ビルベリー」で、中身が白くなくて芯まで赤いの。潰すと血が出たみたい。まだ早やかったけど、甘いのもあって、摘んでは食べ、摘んでは食べ。写真右上の白っぽいのは空気がきれいなところにしか生えない苔だそうです。
 「森の散策」など楽勝だ!と思ってたら結構な岩山登りみたくなって、トシと体重のせいでときどき脚が痛くなるおばはん、トレッキング用の杖を持って来て正解!

 いやにひょいひょいと身軽に登って行くマダム・Yが元ワンゲルということも発覚。

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薪小屋の薪は誰でも自由に使ってよくて、それで火を起こして一休みです。シナモンロール休憩。

 またバスに乗って、今度は駅からタクシーで「マリメッコ」のアウトレットへ。お買いものを済ますと次はランチ。

ここでガイドさんとお別れです。現地に住んでる人の話しは面白く、住宅事情や、勤務時間、物価がこうも高いのにどうして暮しているのか?などといろいろ聞きます。こういう話が聞きたいがためにお願いしたんやもん。

 この個人旅行ではなかなか出来ない「半日観光」の日にだけは雨よ降ってくれるな!と祈っていたら誰が「晴れ女」だったのか、陽さえさして来ました。

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くっきり影が出来るくらい晴れてます。どうです?お二人ともヒトの意見をちゃんと聞いて、スプリングコートや長袖のお洋服持参。

 あたしゃリネンのシャツにリネンのぺらぺらジャケット。このあと雨にも会うんやけど寒いのなんのって。

 ここで少し、食べ物のお話。

一日目の晩ごはんがこちら。

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フィンランドやスウェーデンの家庭料理のミートボール、サーモンのグリル、小エビのサラダ。

 そしてこれが2日目のランチ。

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サーディンのフライ、チキンのソテー、前日3人分頼んでひどい目にあったので二人分だけ。それではあんまりだろう、と「パン」を頼むと出て来たのは黒パンを棒状に切ってカリカリに揚げた揚げパン。しかもそのうえにバター付き。
 そしてすべてに山のようなマッシュポテトとフレンチフライが・・・・・
アタシはフレンチフライが大好き!10本くらい食べるのが。

 とても完食はムリですぅ。マダム・Yにいたっては「はぁ~。一生分のじゃがいも食べたわ。」と。

情けないことに2日目ですでに「何か油を使ってない料理はないのか!」と叫びだすおばはん。昔はへっちゃらやったのになぁ。
 この夜は胃がもたれてスーパーで買ったバナナヨーグルトしか食べられませんでした。「鉄の胃を持つ女」と呼ばれた栄光の日々がなつかしい・・・・・

この旅行、ただのお遊びと思ってもらっちゃ困ります。
我々が知り合ったのは「某チェス教室」。そう。共通項は「チェス」です。だからこれは「チェス強化合宿」でもあるのです。
 明日の朝は特に早起きしなくてもいいので、はい、夜はチェスね。

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このホテルはどの部屋も少しずつ内装が違うので、みんなの部屋を見て回って、「わー、ここのバスルーム広い~。」とか「あ、部屋の向きが違う!」とかまるで女子高生のようなマダム達。
 立派な熟女が3人も居て、夜の街に繰り出さないのは全員が下戸だから。
 

はい、3日目。

 この日は夕方5時出港の「シリアライン」でストックホルムに向かいます。
それまでお買いもの&観光。

絶対にもう一度来たかった「テンペリアウキオ教会」
だいたいがフィンランドという国は岩盤の上にあるようなところで、この教会も、岩盤を掘削して作った教会。で、愛称が「岩の教会」
 ここも福音ルーテル派です。

前回ここに来たとき、それはもうその厳かで静謐な雰囲気に感激して、しばし会衆席に座り、越し方行く末などに想いをめぐらせ感謝の心やら反省やら・・・・・・・・・・

 それがもう、なにこれ!道路には観光バスがずらっと並び、中は観光客で(アタシもやけど)押し合いへし合い。

 はいはい。ハイシーズンに来たアタシが悪いんです。
静謐もオゴソカもないわ!!

なんとか上の階から人の少なそうなところを撮りました。

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この日は朝から雨。傘を差しての観光です。
 まぁ、雨の中ってのも風情があってそれはそれでええもんで・・・・・・はない!寒い!そやからたまには聞こうよ。人の言うことを。

 ストックホルムに渡る「シリアライン」は豪華客船なんて書いてありますが、カーフェリーです。船内で一泊して午前9時に着きます。
 飛行機で飛んでその日のホテル取るより、寝ている間に移動出来るし時間もお金も節約できるのでこっちにしました。
 乗り物好き、てのもあるしね。いろんな乗り物に乗ってみたい。

 えー、でその船の全景ですが・・・・撮り忘れました・・・・・・
 船内はいろんなランクのお部屋があるんやけどアタシ達のは窓無しの4人部屋。これを一人一部屋で使います。でないと狭くて狭くて!

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どうです?ワカモノならともかく、ここに4人はキツイよ。
各部屋にバスルーム(シャワーやけど)付き。

岸を離れるとき、船と港に見送りに来る人とでテープが行きかう・・・・・などということは一切無く、知らんまに出港してました。

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ヘルシンキよ、さようなら。また来るかもね。ユーロが100円切ったら。

一応「豪華客船」なので、複数のレストラン、ブティック、免税店、カジノ、バーなど遊ぶところはたくさんあります。
なんかショーもやってたし。
 でも今夜のメニューは疲れ切った胃を休めるため、買って来たサンドゥイッチや果物で。アタシのトランクをテーブル代わりに。

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でもデザートはちょっと豪華にヘルシンキで超有名な「Fazer」ファッツェルのケーキ!
 このチョコレートケーキ、あのキルフェボンも裸足で逃げる、というお値段。例によって日本の1.5倍はある大きさなので2つだけ買いました。

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お姉さんも親切で、プラスチックのフォーク3本入れてくれはったし。
 ところがねぇ・・・・・・・ベリーのタルトのほうはともかく、肝心のチョコのほうが・・・・・
 塩!!しょっぱい!!だいたいガイコクのお菓子は我々には甘すぎる、って言うけどそれは塩がきついから、って聞いたことがある。
 それにしても、分量間違えたんと違う?って疑うほどしょっぱい。
なんかじゃりじゃりするし。
 もしかしてこの国では「塩チョコ」とか流行ってるんやろか?

あたしゃ日頃から低血圧気味で、塩分はどんだけ摂ってもええねんけど、これ健康に悪そう。

とかなんとか文句言いながら全部食べちゃったんやけどね。

カジノで、ひと財産儲けようと思ってたのに、疲れて寝てしまいました。

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翌朝はすっきり晴れたいいお天気!船のプロムナードがガラス天井になってます。朝ごはんは予約してたのでしっかり腹ごしらえして、さぁ!ストックホルムの到着です。

 長くなったのでひとまずこれにて。あと、1回で終われるかなぁ・・・・全3編になるかも・・・・・・・

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