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2017年4月

2017年4月12日 (水)

母のミシン

我が家のミシン、もう何年になるかなぁ。
家を建て直して31年?そのときすでにこのミシンやったしヘタすると40年近いかも。

 母は洋裁がプロ級でジャケットからコートまで縫ってました。
ワタクシ達姉妹の子供の頃のお出かけ着はたいていは母のお手製で子供心に嬉しかったなぁ。

 長じてワタクシは何の因果か平均値をはるかに超える体型に・・・
必要に迫られて母に教えて貰い自分でも服を縫うようになりました。
そのころは黒い足踏み式のヤツね。
もちろん、母も縫ってくれましたが、「こんな大きい服縫うの楽しくないわぁ。」とどこまでも正直な人です。

 もう最近じゃ、「大きいサイズ」の服は結構種類も増えて買えるようになったので、ミシンとはとんとご無沙汰。
たまにカーテン縫ったり、小物作ったりくらいかな?

 そんなミシンにもまた出番がやって来ました。

3年ほど前から母がアルツハイマーとパーキンソンになって施設で暮らすようになったのです。
ほぼ全身が動かないので全介助です。もちろん服も着替えさせてもらってます。
 自分でしてみてわかったんやけど、身体の自由の利かない人に着せるのってたいへん。
 服そのものも伸縮性のある生地で、ゆったりしたサイズで、前開き、ってなかなか無いんよ。
ネットで介護用とかお年寄り向きの衣類、で探すとあることはあるけど、気にいりません。
 なぜ、こんなに刺繍やアップリケなんか付ける必要がある?ってほど飾ってある。
もしくはプリント柄。


 うちの母はそれなりにおしゃれな人で、カジュアル好み。無地かストライプやボーダー、格子柄が好きでよくある「みるからにおばあさんの服」ってのは一度も着たことがないんよ。
自分が何を着てるのかわからなくなってもいつものお母さんに見えていて欲しい。

今はなんとか数少ない無地や許せる範囲のワンポイントのを買って着せてるけど、ワタクシも何点か縫ってみました。

 介護生活の始めはてんやわんやの大騒ぎで2,3年はミシン触ってなかったから、いざ縫い始めると、なんか変な音がするんよ。

 「お母さん、ミシンがヘンな音する。ベルトの調子も悪いみたい」って訴えても「わからんわぁ・・・・・・・」って言うだけ。

このミシン、お母さんの言うことしか聞かへんかったからなぁ。

アタシが糸や針換えて糸調子が悪くなってもあの人がちょいちょいっと触ってくれるとすんなりもとに戻ったものでした。

1

ブラザーの職業用。力強くて縫うところも広くて使い易いけど直線縫いしか出来ません。

あんまり調子が悪いんで、一回掃除でもしてみるか、と糸くずや綿埃を取って見て気が付いた。

 油を差す「注油口」がある!!そういやミシン油ってものが売ってたよな。買って来てぽとぽとと差してしばらくおいてからそうっと縫ってみると・・・・・・・

 静か~な音に戻っておりました。
いやぁ、まったくメンテナンスはまかせっきりやったからなぁ。

 なんせこれは「母のミシン」。アタシは使わせてもらってただけ。

ミシンがこれだけ古いんやから「ベビーロック」だってこれこの通り。

2

どこの骨董品や!!
今どきこんな2本糸のベビーロック、見たことないやろ?

これでも買ったときは最新式で、なんとまぁ、便利なものが出来たもんや、と喜んだんやけどね。
 新しいベビーロック、欲しいよー。4本糸はムリでもせめて3本糸。
でも高いのよね~これが・・・・・・・

こんな古色蒼然としたペアで縫った「前開きのシャツ」がこちらです。

001

002
一日中、車椅子かベッド、しかもオムツなので丈が長いと邪魔になります。これで153㎝の母のウエストラインちょっと下くらい。
スタッフさんが着せやすいように、ボタンは大きめ。腕も拘縮しているので袖周りや袖幅もゆったりめに。
 ボタンは最初、マジックテープ式のがいいのかな、と思ったんやけど、施設のスタッフさんに聞いてみると「洗濯したときに糸くずが付いて取るのがたいへんなので普通のボタンがいいです。」とのことでした。
 やっぱりプロに聞いてみるのが一番やわ。

なんでこういうの、売ってへんのかなぁ。
*洗濯に強い。
*綿が多め
*丈が短い
*ポケットはいらない
*脱ぎ着しやすい
*大きめボタン
う~ん。需要が少なそうやなぁ・・・・・・

誰か~、どっかの企業さ~ん、作って~!
今売ってる介護用の、イマイチやわぁ。

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