短期集中いろいろ満載イタリア紀行(真ん中編)
3日目、朝6時半にホテルのフロントで友達と合流です。
彼女たち、前夜日付が変わるか変わらないかというときにチェックイン、寝る時間あんまりなかったんと違う?
前日に頼んでおいた袋入り朝ごはんセットをぶらさげて中央駅へ。
さぁ、これから「ちゃんとした旅行」です!
今回の旅行、一回ヨーロッパに行きたい!というSさんの要望に応えて最年少のMちゃんが旅行社のファイブスタークラブと数限りないほどやり取りしてアレンジしてくれました。
このMちゃん4ヶ月ほど前にダンナ様と南イタリア回って来はったばっかり。
電車やお宿の手配まで何から何まですっかりお膳立てしてくれはったので、あたしゃな~んにもすることがない。気楽~。
移動も多く個人では行きにくいところに泊まったりするのでこの日はランチまで日本人ガイドさんに付いて貰います。
時間ぴったりにガイドさんと落ち合って車中の人となりました。
ローマの空港からテルミニ駅までの特急列車のホームは日本のと同じプラットホームやったけど、ヨーロッパってまだ昔ながらの様式やから、電車に乗るのが一苦労。
なんせ地面の高さのホームから重いスーツケースを持って電車の階段をよじ登るのは大変!!
なぜ水平に移動して乗り込める高さのあるプラットホームにせんのだ!
ついでに言わせてもらうと、このあとも何回か特急や普通やいろんな種類の電車に乗ったけど、どうしてあんなにトイレがきちゃないのかね?
ごく普通に使えば別に汚れんでしょ?なにか根本的に間違ってない?理解不能やわ。まぁ、便座があるだけマシか?
観光地のトイレでも便座がないとこいっぱいあるし。
壊れたら直そうよ。ね?
もひとつオマケじゃ。冷たい便座はびっくりする。我が日本の誇る「トイレ」とは言わん。せめてホテルくらいは暖房便座に・・・・・
・・・・日本人やし甘やかされてるんやろな・・・・・・・・
思わぬところで熱が入りましたがオルヴィエート駅には今夜のお宿、アグリツーリズム(大規模農家などが近在で採れた食材で美味しい食事やいろんな楽しみを提供してくれるところ)の「LA CASELLA」のスタッフが車で待っていて下さいました。
結構な距離走って、いよいよ「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」に到着。ここはジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルになったというなんとも不思議な陸の孤島。
初めに天候によっては見えないときがあります、と言われていたのですが・・・・・・
ここは古代から天然の城塞都市として使われてきたんやけど、あまりの不便さに人口が減って、「死にゆく街」って言われてるそうです。
そりゃそうやろ・・・・・・結構凄い勾配の長~い橋を下って上って、やっと街に着きます。
霧が深くてはっきり見えへんでよかったかも。この橋って深い渓谷にかかってるし、はっきり見えたら怖いで。
街の中は中世のままでこの日は観光客も少なくタイムトリップしたみたいです。写真を撮るのが苦手なおばはん。今回もHちゃんにたくさん撮って貰いました。
近くにあったこれは何やろ?京都人から見ると「お地蔵さん」みたいに見える。
ここから車でオルヴィエートへ行き1時間ほど散策したあと本日のお宿へ。その道が未舗装でデコボコでうねうね。
慣れてはるからか、運転も荒っぽいこと。
この「LA・CASELLA」レストランもある大きな母屋に、宿泊棟がいくつかあるみたい。あとはどこまでが敷地かわからん森やら山やら牧草地やら。乗馬も出来るので、厩舎に馬場と、とても見てまわれんわ。
ここでランチをしたあと、お世話になったガイドさんは帰られました。現地にお住いの日本人ガイドさんに付いてもらうのが一番面白い。いろんなお話聞けるしね。
お料理は美味しいんだけど、ちとお塩がきつい。これはランチね。ディナーは別の食堂で大きなテーブルを他の宿泊客と囲みました。
なので写真はないけど、なんせ、あぁた、ガイジンさんとやし、頭の中からエイゴを無理やりひっぱり出してきつつ食べるゴハン、疲れる~。
私達の泊まった宿泊棟。2階の向かって左側の灯りが点いてるのが友達の部屋。その真上がアタシの部屋。車が止まってるから他にもいらしたんやろけど、壁が厚いからかどうか全く物音が聞こえませんでした。
驚いたのはこのバスルーム。全景がないのでわかりにくいやろけど、広い!8畳くらいあったと思う。あまりに広いと落ち着いて用が足せん。
寝室も広くて天井がすごく高かった。照明が暗いのよねぇ。
人懐っこいおうまさん。何頭くらいいたかなぁ。たくさんいはったよ。
下の写真、わかりにくいけど石段に小石で「LA・CASELLA」って書いてある。
ここで一番感動したのは「夜」。
晩ごはんを食べに母屋に行こうと外にでると、街灯もなにもないので懐中電灯を消すと真っ暗!!
町なかに住んでるので街灯もいっぱい、コンビニ、駅、マンションの灯り、と夜でも明るいのしか知らんから真っ暗って感動ものと言おうか怖いと言おうか・・・・・・・
みんなできゃぁきゃぁ言いました。
早い電車に乗る私たちのために用意して貰った朝ごはん。朝昼晩と、食堂が全部違う。暖炉も何か所かありました。本物の火っていいねぇ。
この日の目的地、フィレンツェ行きの電車の駅までまた車で送ってもらいました。
今日も霧です。この辺りは朝霧が多いのかな。このホームも日本のと比べると圧倒的に低い。どれくらい低いかというと・・・・・
これくらい。向こうのホームを探検してきたお嬢様方が陸橋を使わずに大胆にも線路に降りて渡って来られるくらい。良い子の皆さんは真似をしないように。
10時57分にフィレンツェに着き最終目的地ヴェネツィア行き5時30分の列車に乗るまで滞在時間約6時間。さぁ、この間にどれだけ楽しめるか!中央市場で割とゆっくりお買いものやランチをして、さぁみんなの第一目的、花の大聖堂「ドゥオモ」のクーポラに登ろう!!
と思ったら・・・・・登るどころか入るだけでも長蛇の行列!
ここは20年足らず前に、5泊してゆっくり堪能した街なんやけど、そのときと全然違う・・・・・・もの凄い観光客です。ワタクシ達もそうですが。
これでも空いているところで撮ったつもり。後ろは花の大聖堂。
ここでもっと観光組とお買いもの組に分かれて行動。
ワタクシはHちゃんとお買いもの組さんです。
ローマから常になく歩き倒していたので足指に水膨れが出来てしまい痛くてつらかったので、喉も乾いたしちょっとお茶休憩を、とカフェを探していたら「何をお探しですか?」と日本人マダムが声を掛けて下さいました。
こちらに19年お住まいだそうで、ご一緒にお茶していろんな面白いお話を聞かせて戴き、あまり知られていないスーパーマーケットまで教えて貰いました。ラッキー!
突然ですが、このスーパー、「ここ、エシレのバターがお安いのよ。」って言うたはったんやけど、ほんまに安い!この250gのが6ユーロ半ほど。900円から1000円くらい?食べ比べのため普通のイタリア産バターも購入。
味はね、ようわからん。おばはんの味覚では違いなぞわかりませんでした~。あたしゃ森永のバターが一番好きやわ。
フィレンツェの街を流れるアルノ河。
この河にかかる橋、ポンテベッキオの上で、お嬢様方三人。
これは、広場に来ていた移動メリーゴーラウンド。ヨーロッパではよくあるのかな?いろんなとこで見かける。
2回にまとめようと思ってたけどだらだらと書いたら長くなっちゃったのでもう一回!
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